トルキスタン･イスラム党（Turkistan Islamic Party）と名乗る組織が先月28日に北京の天安門広場で起きた自動車突入炎上事件に関して、インターネットでビデオ声明を公開し、今後さらに多くのテロ襲撃事件の発動を言いふらしました。このトルキスタン･イスラム党は、中国と世界の多くの国から指摘されたテロ組織の東トルキスタンイスラム運動だということです。

　この犯行声明は天安門広場で起きた自動車突入炎上事件発生後、東トルキスタンイスラム運動が初めて発表したものです。

　AFP通信が24日の報道で、アメリカのワシントンに本部のあるSITE（世界のテロ組織の動向を監視する研究機構）の情報を引用し、「トルキスタン・イスラム党が公開した長さ8分間のこのビデオ声明には、この組織の指導者アブドラ・マンスール氏が顔をぼかして登場し、天安門自動車突入炎上事件を『聖戦』と称した上、『ムジャヒディン（イスラム聖戦士）』が実行したものだと言い、さらに人民大会堂を含む中国の多くの地点で襲撃活動を行うつもりだと脅迫した」としています。（Katsu）暮らし・経済へ