中国国務院発展研究センター・マクロ経済研究部の張立群研究員は13日、「市場メカニズムが資源配分に対して決定的な役割を発揮する前提として最も重要なのは、政府の職能を合理的に規範化することだ。管理すべきでないことは管理せず、管理すべきことをしっかり管理し、高いレベルの管理を行うべきだ」と述べました。

　中国共産党第18期中央委員会第三回全体会議は12日、「改革の全面深化に関する若干の重要問題についての中国共産党中央の決定」を審議・採択して閉幕しました。張研究員は、「改革は、実質的で重大な突破口の歴史的時期に突入した。今回の会議は全体性と系統性が特徴であり、各改革項目は互いに影響しあっている。具体的には、経済システム改革と政治システム改革、経済システム改革においての市場システムの完成と政府の職能転換などがあげられる。同時に改革の実践性と操作性に注目し、各方面における改革の重点を明確にした」と話しました。（劉叡、大野）