ファタハ中央委員会は7日緊急会議を招集し、アラファト前議長の死因を調べていたスイスの研究機関の遺体分析結果報告を検討しました。会議後に発表されたコミュニケによりますと、ファタハはロシアとスイスがアラファト前議長の死因を明らかにするために払った努力に感謝すると共に、「あらゆる障害を排除し、アラファト前議長の死因を明らかにする」と誓いました。

　アラファト前議長の遺体分析に参加したスイスの専門家は7日、「アラファト前議長の所持品を分析して、下着から通常のレベルを超える、毒性の強い放射性物質ポロニウムを、他のサンプルからは大量の重金属鉛を検出した。アラファト前議長の死亡がポロニウムと関わる可能性は排除できない」と発表しました。（ZHL、大野）国際・交流へ