国際通貨基金（IMF）アジア太平洋地域事務所のスティーブ・バーネット氏は29日、IMFのウェブサイトに文章を発表し、「中国経済の現在の減速は将来もっと高い一人あたりの収入を意味している。そのため中国経済の減速を憂慮する必要はない。中国は経済成長モデルの転換を推進し、経済成長を持続させるようにしなければならない」としています。

　バーネット氏は文章の中で、「中国は現在、短期的な刺激政策よりも構造的改革をより重視している。これは中国の指導層がよりバランスの取れた、持続的な経済成長モデルを推進する決意を示している」としています。

　また文章は、「経済成長モデルの転換を通じて、中国はより高品質成長を実現させ、雇用や住民の収入、消費の成長を推進できる見込みだ。これは巨大の国際需要を意味し、強くて健全たる世界経済の成長にとっても非常に重要だ」と予測しています。（玉華）国際・交流へ