国連の潘基文（パン・ギムン）事務総長は、世界食糧デーの16日コメントを発表し、持続可能な食糧システムを建設し、"飢餓ゼロ"という目標実現のために尽力するよう国際社会に呼びかけました。

　今年の世界食糧デーは「人々の健康は健康な食品システムにある」をテーマに、「持続可能な食糧システムを発展させ、食糧の安全と栄養を保障する」ことに注目しています。潘事務総長は、「現在、世界は豊かになったのに、毎日飢餓に苦しむ人が8億40000万人を超えた。この事実そのものが人々を道義的に憤慨させ、一緒に協調した行動を取らせるにちがいない」と述べました。

　潘事務総長はまた、「栄養を改善してすべての人々に食物を享受する権利を保障すべきであり、鍵となる課題は食糧システムを改善することにある。これにはより賢明な方法、政策、投資が含まれる。この目標に対しては、農産品を持続可能な方式で生産・加工し、消費者に供給する環境や人員、組織、過程も含まれなくてはならない」としました。（hj　大野）国際・交流へ