FAO・国連食糧農業機関は12日、「現在、38カ国が2015年の達成期限を前倒しし、飢餓撲滅の目標を達成した」と確認しました。

　FAOのダ・シルバ事務局長は、「飢餓撲滅目標を実現した国々は美しい未来へ向かって進むリーダーである。これらの国は強い政治的意志を持ち、互いに協力すれば、飢餓を迅速かつ持続的に減らすことができると実際の行動で証明した。

　更にダ・シルバ事務局長は、「これまでの10年、世界的な飢餓状況は減少した。しかし、まだ8億7000万人が栄養失調の状態にある。また、数百万人はビタミンとミネラルの欠乏が原因の疾病にかかっている」と述べました。その上で、国際社会に対して、全ての人が健康で積極的な生活実現のために努力するよう呼びかけました。国際・交流へ