日本の岸田文雄外相は11日東京で、国連で発表される核兵器不使用の共同声明に賛成することを発表しました。

　日本の共同通信社によりますと、ニュージーランドなどを含む16カ国は国連総会第1委員会の場で核兵器不使用の共同声明の発表に向けて準備を進めているということです。これに対し、岸田外相は、「日本は唯一の被爆国として、核兵器のない世界のために努力をしなければならない。日本はこの共同声明に署名する方針だ」と述べました。

　日本のメディアによりますと、日本政府はこの共同声明は法的拘束力がないとニュージーランド側に確認したうえで賛同したとしています。

　これまで、国際社会では何回も核兵器不使用に関する共同声明が出されてきましたが、日本政府はアメリカの「核の傘」に頼るなどを理由に、署名を拒絶してきました。（劉叡）　国際・交流へ