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 シリア化学兵器、各方面が立場表明

2013-09-20 14:15:19     cri    

 米国のケリー国務長官は19日、シリアの化学兵器全廃に向けて、国連の安保理事会が拘束力ある決議を採択するよう呼びかけました。

 ケリー国務長官は、「国連調査員は明確な結論を出した。シリアで化学兵器による攻撃が確認され、米国はアサド政権が相応の責任を負うべきだと考えている。国際社会は行動を起こし、シリアの化学兵器を全廃しなければならない。国連は、シリアの化学兵器全廃へ向けた米国とロシアの合意に基づき、拘束力があり、現実的な行動を速やかにとるべきだ」と述べました。

 この日、ロシアのプーチン大統領は、「化学兵器による攻撃を行った側を特定することが必要だ。国連安保理は特定後に相応の対策を決めるべきだ。ロシア政府はシリア政府が国内の化学兵器を全廃することを保証できないが、楽観的な態度で見守りたい」と話しました。

 シリア通信社の19日の報道によりますと、シリアのアサド大統領は米国のFOXテレビの取材を受けた際に、「シリアは国連の決議に基づき、化学兵器の全廃を迅速に行うが、シリアが現在所有している化学兵器を全廃するのに10億ドルの費用と1年の期間が必要だ。化学兵器を廃棄するプロセスは複雑で、多くの資金が必要だ」と述べました。

 シリア外務省は19日に声明を発表し、「米国及び西側同盟国は、アルカイダ組織に関連する武装勢力に対し資金と武器を提供し、シリア政府軍と対抗させている」としています。また、シリア外務省は国連宛の手紙の中で、「アメリカ、フランス、イギリス、トルコ及び他の一部の国がシリア国内のテロ組織に対し、資金や武器などの面で援助していることは、国際法の精神に反し、国連安保理の反テロ主義の決議にも背いている」と指摘しました。(劉叡、高橋)国際・交流へ

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