シリアのオムラン・ゾウビ情報相は、15日、シリアは化学兵器に関する露米の合意を遵守するとした上で、化学兵器リストを作成し始めたことを発表しました。

　ゾウビ情報相は、国連が合意に同意すれば、シリアはこの合意を順守する。国連査察官のシリアでの査察活動に便宜を提供すると述べました。

　ドイツのギド・ ヴェスターヴェレ外相は15日、「シリア化学兵器に関して露米が合意に達したことを支持する。この合意の履行を保障するため、ドイツは技術と資金を提供する準備ができた」と述べました。

　アメリカのケリー国務長官は15日、「シリアがすべての化学兵器を処分しなければ、シリアへの武力脅威は空談ではない」と強調しました。

　フランスのオランド大統領は、この日の夜、「国連安保理が来週採択しうる決議に、シリアが露米合意を守らなければ制裁を加えるという内容が盛り込むべきだ」と述べました。（任春生）　国際・交流へ