国連のパン・ギムン事務総長は現地時間の17日、第68回国連総会第1回全体会議で発言し、国際社会が一致団結し、シリア危機を政治的に解決する方策を見出し、シリア国民の苦しみを早急に終わらせるよう呼びかけました。

　パン事務総長は17日、第68回国連総会第1回全体会議で、193の加盟国の代表を前に、シリアの化学兵器使用に関する国連の報告書を公表し、「シリア危機は世界の平和と安全にとって最大の課題となった。シリアの化学兵器使用問題は『氷山の一角』だ。シリア国民の苦しみは早急に終わらせなければならない」と強調しました。

　パン事務総長はまた、国連総会開催期間中に、ロシアのラブロフ外相や米国のケリー国務長官との会談に期待を示すほか、事態解決に向け、関係各方面が共に努力し、第2回ジュネーブ会議を早期に開催し、2年半続いているシリア危機を解決するための方策を見出すよう望むとしました。（ZHL、吉野）国際・交流へ