国連のパン・ギムン(潘基文)事務総長は3日、「化学兵器使用疑惑を調査する国連調査団がシリアで採取したサンプルに対する分析は4日から始まる。分析に必要なタイムテーブルを守らなければならない」と強調しました。
パン事務総長は「分析の結果に基づいて、いかなる行動は安保理で審議され、国連憲章の枠内で行われるべきである。武力行使が合法なのは国連憲章51条に定められている自衛権の行使、もしくは安保理の承認を得た場合に限る。これは国連の揺るぎない原則である」と主張しました。
米国では共和党のベイナー下院議長と民主党のペロシ下院院内総務がシリアへの軍事介入を支持すると表明しています。
一方、シリアへの武力行使についてレバノン暫定政府のマンスール外相は「米国の標的はアサド政権ではなく、シリアという国である。シリアという国が崩壊すれば、中東地域全体の安全は脅かされる」と警告しました。(ジョウ)国際・交流へ
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