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中国の王毅外相は29日、シリア情勢について国連のパン・ギムン事務総長、ドイツのギド・ヴェスターヴェレ外相、アラブ連盟のアラビ事務局長とそれぞれ電話会談を行いました。
パン・ギムン事務総長と会談した際、王毅外相はシリアで査察を行っている国連調査団の活動への支持を表明したうえで、「軍事手段ではシリア問題は解決できず、より多くの民間人の死傷をもたらし、中東情勢をエスカレートさせるだけだ。依然として政治解決がシリア問題を解決する唯一の現実的手段だ」と強調しました。
パン・ギムン事務総長は中国側の責任ある姿勢を評価し、関連問題で中国側と意思疎通を保ちたいと示しました。
また、ドイツのギド・ヴェスターヴェレ外相や、アラブ連盟のアラビ事務局長との会談で、王毅外相は「中国は化学兵器の使用に反対する。化学兵器を使用するものは責任を取らなければならない。関係各方面が積極的に和解と話し合いを促し、シリア問題解決に向けた第2回ジュネーブ国際会議の早期開催を全力を挙げて実現させ、交渉を通じて解決策を模索すべきだ」と述べました。
ドイツのギド・ヴェスターヴェレ外相は「政治手段による解決が極めて重要だが、当面の課題も重視しなければならない。今後も中国と意思疎通を保ちたい」と示しました。
アラブ連盟のアラビ事務局長は政治解決の立場を堅持するとし、「国連安保理を通じて当面の問題を解決してほしい」と述べました。(ZHL、吉野)国際・交流へ
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