国連安保理は6日議長声明を発表し、衝突防止、国際平和と大量破壊兵器の拡散防止などの分野で、国連と地域、準地域組織などとの協力を一層促進すると強調しました。

　この日、国連と地域・準地域組織との協力をめぐって一般討論が行われ、そのあとで「安保理は国連と地域組織との間の力強い協力を歓迎する」という議長声明を発表しました。

　国連のパン・ギムン事務総長は席上、国連と地域・準地域組織との対話や協力を拡大するよう呼びかけ、「より創意的かつ弾力性があるパートナー関係を作り上げ、絡み合い状態にある様々な問題に対応していく」と述べました。

　また、中国の王民国連次席大使も「地域組織が、対話や協議、調停、仲裁などを通じて紛争を解決することを安保理は激励し、平和な方法で見解の相違を少なくし、地域の平和と安全保障の促進に貢献しなければならない。地域組織の行動は『国連憲章』の理念と原則を遵守すべきである」と述べました。（馬ゲツ）国際・交流へ