6月30日にブルネイの首都・バンダルスリブガワンで行われたASEAN+3（東南アジア諸国連合＋中・日・韓）外相会議に出席した中国の王毅外相はタイ、ブルネイ、シンガポール、インドネシア、カンボジアの外相とそれぞれ会談し、双方の関係発展及び中国・ASEANとの協力について意見交換しました。

　王毅外相は、「中国は関連諸国と共に、ハイレベルの交流と協力プロジェクトの実施を推進し、交渉と協力のメカニズムを強化し、双方の関係発展がより多くの成果を収めるよう努めていきたい」との立場を示しました。そのうえで「中国とASEAN諸国は大局と長期的な視点で、双方関係発展の方向を見据え、意思疎通と対話を強化するべきだ」と強調しました。

　これに対して、ASEAN諸国の外相は「ASEANと中国の関係は多くの領域にわたり、かつ全面的であるため、局部的または個別的な問題に影響を受けてはならない」と述べました。（万、吉野）　国際・交流へ