中国の経済貿易関係の名門大学、対外経済貿易大学に国際校友会日本会が発足し、その記念会が29日夜、北京市内のホテル・21世紀飯店で行われました。中日両国の学生や卒業生ら100人以上が参加しました。
国際校友会日本会は、対外経済貿易大学日本語学科の学生や卒業生を中心に「日中の校友が、国際的で、世代を超えた幅広い交流を行い、日中の新たな人的ネットワークを作ろう」と、発足しました。
三上正裕公使 |
会場の様子 |
記念会に出席した日本大使館の三上正裕公使は「将来にわたり、安定した日中関係を築いていくためには若い世代が交流し、互いに理解を深め、共に学び合っていくことが大切。今は両国関係が困難な状況にあるが、このような時に発足した日本会が日中の友好関係を促進する上で大きな役割を果たしていただけることを期待している」と述べました。
日本会の会長を務める同大学の西村友作副教授は「今、日本の人も中国の人もお互いに誤解し、理解できていないような関係にある。そのような関係を変えていくには、顔と顔を付き合せるような付き合いが大切になってくる。今後は、そういう付き合いができるような会にしていきたい」という思いを話しました。
日本会会長の西村友作副教授 |
中日学生によるソーラン節 |
同大学の日本語学科2年生の馬博釩さんは「中国と日本の関係を改善するには、コミュニケーションが大事。そのために将来、コミュニケーションの架け橋として、日中間の貿易に取り組む会社を作りたい」と抱負を語りました。
記念会では中日両国の学生らが食事をしながら懇談し、和気藹々とした雰囲気の中で約3時間を過ごしました。(文・写真:鵬) 国際・交流へ
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