中国の習近平国家主席は29日、北京で、フィジーのバイニマラマ首相と会談しました。習主席は席上、「太平洋の島国はアジア太平洋地域の重要な構成部分である。中国は、太平洋の島国が平等に世界の事がらに参与し、自らの発展能力を強めることを支持する。また、フィジーを含む各島国と交流・協力を強化し、この地域の安定と発展を共に促進したい」と述べました。

　習主席は、「中国は農林漁業、交通通信、鉱産開発などの分野でフィジーとの互恵協力を深め、人的交流と青年交流を促進し、多国間および太平洋の島国との協調と協力を強化することを期待する。また、エネルギー安全保障、気候変動、海洋資源保護などの問題に関するフィジーの合理的な訴えを支持し、中国とフィジーの関係の発展を推進したい」と述べました。

　バイニマラマ首相は、「フィジー国民は中国に対して真摯な友好の感情を持っている。中国は長年、フィジーの経済、社会の発展を支持し、地元の人々に幸福をもたらしてきた。フィジーは現在、改革と発展を推進しているが、中国の成功した経験を参考とし、中国との協力を強化したい」と述べました。（玉華、NM）