台湾当局の「海岸巡防署」は16日、数隻の護衛艦と巡視船、戦闘機を南の海域に派遣し、大規模な合同護衛演習を行いました。
今回の演習は、フィリピン公務船による台湾漁船への銃撃事件を受けて、フィリピンに対する制裁措置の1つです。演習では、空海合同護衛、人員救助、通信演習、防空及び消防演習などが行われましたが、実弾による射撃は行いませんでした。台湾メディアによりますと、演習はフィリピンに台湾の戦闘力を示すためのもので、台湾当局がこの地域での漁船護衛の決意を表すものだと指摘しています。
台湾当局の法務行政主管部門によりますと、現在までの調査では、漁船「広大興28号」は45発の銃撃を受けており、中でも銃撃を多く受けているのは乗組員が隠れる機関室で、フィリピン警備隊の意図的な殺人行為が明らかになりました。関連データによりますと、台湾漁船はフィリピンの領海には入っていないということです。また、調査によりますと、台湾の漁船が公船に衝突し、防衛のために射撃した可能性も排除されたということです。(劉叡、志摩)暮らし・経済へ
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