山東、江西の2つの省で初めてH7N9型鳥インフルエンザの感染者が報告されたのに続き、福建省衛生庁も26日に、同省で初めての感染者を確認したことを明かにしました。これにより、H7N9型鳥インフルエンザのヒトへの感染は中国本土9つの省と直轄市にまで広がっています。
中国本土でこれまでに確認された感染者は118人で、このうち24人が死亡しました。また14人は回復しすでに退院しました。
この状況をみて各地の関連当局は予防とコントロールに向けて共同で取り組みを強化しています。また国家衛生計画出産委員会は公式サイトで、H7N9型鳥インフルエンザの感染情報を公表しています。市民は同サイトにアクセスして、最新の情報を入手するだけでなく、専門家を予約し相談することも可能です。また人的資源社会保障省はH7N9型鳥インフルエンザ感染者の診療費の政府負担額や診療サービスの拡大を発表しました。
このほか上海市政府関連当局が26日に発表したところによりますと、中国農業省、国際獣疫事務局(OIE)が立ちあげた「動物のH7N9鳥インフルエンザ感染防止と抑制活動合同考察チーム」が上海で2日間にわたって視察を行いました。上海市は全市レベルの合同コントロール活動メカニズムを速やかに整え、生きた家禽の市場をいち早く閉鎖するなどの措置をとっており効果が出ているということです。(Yan、吉野)暮らし・経済へ
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