第67回国連総会のイェレミッチ議長は15日に、G20（20ヵ国グループ）に対し、国連を通じて各国や各国際金融、貿易機関との交流と協力を拡大するよう呼びかけました。

　国連総会は15日に国連本部で「国連と世界経済の管理」をテーマとした一般討論を行いました。イェレミッチ議長は挨拶の中で、「ここ数年、G20が世界経済における重要性はますます拡大しているが、少数の国の専属クラブであり、組織や構成は大部分の国を排除し、政策決定プロセスも透明度や問責制度に欠けているという意見がある」と述べました。

　さらにイェレミッチ議長は「世界経済の管理問題を話し合う際、国連総会こそ主権平等の原則を踏まえたメカニズムである。国際金融と貿易機関やG20とそれ以外の国にとって、国連総会が交流と協力の場になるべきだ」と指摘しました。（04/16　Lin、吉野）国際・交流へ