第19回中国・東南アジア諸国連合（ASEAN）高官協議が2日、北京で行われました。

　会議は、中国とASEANが戦略的パートナー関係を結んで10年来に収めた成果を高く評価し、中国と東南アジア諸国連合の良好な関係は東アジアの平和、安定及び発展に重要な意義をもつものだと認識しました。会議は、中国とASEANが意思相通と協調を強め、相互信頼を促して、自由貿易区の設立、情報や海上事業、科学技術などの分野での更なる協力を強化し、共に東アジアの発展を推し進めていくよう呼びかけました。また、双方は戦略的関係を結んで10周年を迎えるに当たり、記念イベントを開催し、各分野での交流と協力を更に拡大することで合意しました。

　出席者らは、「南海の平和と安定の維持は、この地域諸国の共同利益に合致し、双方の戦略的パートナー関係の推進に有利だ」と考えており、共同で「南海各方面行動宣言」の全面的な実施に努め、また協商の一致を基に「南海行動準則」の制定に努めていく意向を表明しました。（万、KOKUSEI）　暮らし・経済へ