中国工商銀行が27日に発表した年間報告によりますと、2012年の工商銀行の純利益は前年同期比で14.5%増の2386億9100万元となりました。
金利の市場化という厳しい状況に直面する工商銀行の去年の純金利マージン(NIM)は2.66%で、5ベーシスポイント上昇しました。年間報告によりますと、工商銀行は人民元貯蓄の市場化プライシングメカニズムの構築を加速し、人民元ローンプライシングに対する管理を強化し、NIMと純利息収益率を安定させました。
しかし工商銀行の楊凱生行長は、2013年の上半期には状況が変わるとみており、「全体の25%の貯蓄と50%のローンは上半期に新しいプライシングを定め、これがNIMに影響を与える」と述べました。実際に、この影響はすでに現れはじめており、去年の年末と比べ今年の1~2月の工商銀行のNIMはすでに4ベーシスポイント下がりました。これについて楊凱生行長は「大きく下がることはない」との見方を示しました。(牟、吉野) 暮らし・経済へ
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