トルコの報道機関は17日、閉幕した中国全国人民代表大会第一回会議について大きく紙面を割いて報道しました。BBCトルコ語チャンネルや「ハリエット」などの重要な報道機関は、中国駐在記者の報道を掲載しました。
大手新聞社「ハリエット」は「中国の新指導者は閉幕式で『中国ドリーム』や『改革』などのフレーズを頻繁に取り上げた。これらのフレーズは、今後一時期の中国の縮図であるにちがいない」としたうえで、「腐敗や所得分配の不平等性などの問題を解決するため、中国は中央政府のレベルで改革を深めていくだろう」と強調しました。「ハリエット」さらに、「国のために奉仕するのなら、金儲けをしようと考えてはならない」と語った李克強首相の話を取り上げたほか、「新首相が抱える最大の課題は、経済の持続的な発展と人々の生活の質の改善、そして公平な社会を保障することだ」と指摘しました。
また、新聞紙「ラディカル」は「中国ドリーム」を見出しとして、全人代会議の閉幕を報じ、習近平国家主席が話の中で何度も『中国ドリーム』を取り上げたことに触れ、「中国の特色ある社会主義の道を揺ぎ無く堅持するとともに、腐敗取締りを強化するとの意志を示した」と報じました。
このほか「ドイツの声」のトルコ語サイトは、「中国の目標は経済の快速な成長」という見出しの文章で、「中国は向こう10年の発展方向を定めたが、当面新しい指導層を待ち受けているのは一連の重要な任務であり、特に経済の比較的速い成長の維持が大きな任務となる」と報じました。(朱丹陽 中原)
| ||||
© China Radio International.CRI. All Rights Reserved. 16A Shijingshan Road, Beijing, China. 100040 |