中国の李克強首相が両会議後の記者会見で示した多くの見解に、ロシアの報道機関は注目しています。中でも、中露間の経済協力と貿易における中国側の態度表明が最も多く取り上げられており、両国の貿易額の倍増目標達成にスポットを当てています。

　ロシア商務情報コンサルティングサイトは掲載したその評論で、「李克強首相の態度表明から、中国がロシアとの貿易発展により力を入れていこうとする決意が見られる。両国の貿易額の倍増目標は両国政府の支持の下、前倒しで達成する可能性がある」とみています。

　ロシアの一メディアはその報道で「李克強首相は両国の実務協力の展開を強調した。実務協力において最も重要な内容は経済協力と貿易である。現在、中国はすでにロシアの最大の貿易相手国になっており、この地位は今後強化されるに違いない」と強調しました。

　その一方でこのメディアは、「両国の経済協力と貿易は依然多くの挑戦にさらされている。例えば、貿易構造の不合理という局面は抜本的な解決が得られておらず、外部環境の改善も必要で、両国の企業、とりわけ中小企業の協力規模及び相互理解はレベルアップが求められている」と指摘する声もあります。（朱丹陽　中原）

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