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 中国専門家、李克強首相らの記者会見を評価

2013-03-17 20:05:09     cri    

 第12期中国全国人民代表大会第1回会議が17日の午前閉幕しました。その後新たに選ばれた中国の李克強首相と4人の副首相が初めて記者会見を行いました。李首相は記者から出された政府機構改革や施政目標、都市化、外交政策など11の質問について答えました。

 施政目標と解決すべき問題に関する質問に答えた際、李首相は経済発展の推進の継続と国民生活の改善、社会の公平の促進の3つの任務と革新的な政府、廉潔な政府、法治政府の建設という3つの保障について言及しました。これについて国務院発展研究センター世界発展研究所の丁一凡副所長は「3つの任務は1つであり、分けられるものではない」との見方を示しました。

 また李首相の話の中でよく使われた言葉、「改革」について、丁副所長は「改革は今後、持続可能な中国経済を支える重要な力の1つである。現在、改革は様々な困難に直面しているが、新しい首脳陣は立ち向かう勇気を持ち、実際の行動をとっていることが見える」としています。

 また李首相が言及したアメリカとの新しい形の大国関係構築について中国国際問題研究所の曲星所長は、「新たに台頭した大国がそれまでの大国と利益の衝突を生み、最終的に戦争を引き起こすといったこれまでの古いロジックを打ち破り、共に利益を享受できる環境作りが中国が提唱した新しい形の大国関係である」と述べました。

 また李首相が「平和発展の道を歩んでいくことは中国の堅い決心であり、国家主権と領土保全を守ることは中国の揺るぎない意志でもある」述べたことについて、曲星所長は「まず中国の発展のために国際的な環境と周辺の条件を作る。また今後も平和発展の道を歩むことを堅持し、しっかりと中国の主権と領土保全を確保していく」と述べ、外交問題での総体的な考えであるとしました。

 初めて記者会見を開いた李首相の印象について曲所長は、「首相の観点は明確である。記者会見で法の遵守や国民のニーズに着眼すること、改革の推進などに言及した。また多くの課題にも言及し、改革を推進する勇気と責任を強調した」と語りました。(万、吉野)

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