中国国務院の李克強首相は17日、第12期全国人民代表大会第1回会議で行われた記者会見で、「中国とロシアが実務協力を進め、地域と国際実務の中で交流と協調を強化することは、両国関係に有利であると同時に、地域と世界の平和と安定の維持にも有利だ」と述べました。

　李首相は「中国と周辺国家は絶えず相互協力を進めており、共栄関係を築いている。お互いの優勢を発揮し、双方の関係を新たなステップにのせ、アジア太平洋地域の平和発展と相互協力を推進してきた。近いうちに、習近平主席はロシアを訪問する。この訪問自体が中ロ関係の重要性を示している」と話しました。

　李首相は「中国とロシアは互いの最大隣国として、良好な政治関係を保つと同時に、双方の実務協力を大いに発展させることが、両国の共通認識である。両国の共同努力によって、双方の経済貿易が互いを補いあうことで、両国の貿易額は更に倍増し、共栄関係を実現することができる」と述べました。（劉叡、高橋）