北京市の南苑の近くに、南苑浴池という銭湯があります。この銭湯は1916年にオープンし、もともとの名前は、双興堂でしたが、1949年に新中国が成立した後、今の名前、南苑浴池に改名されました。
2004年、昔の銭湯とその文化愛好家、北京在住の熊志忠さんが、この銭湯を購入し、昔の様子そのままにリフォームしました。浴槽の上の天井はガラス張りで高さが6メートル、自然光が入り明るくて換気もいいようです。銭湯には、浴槽が1つ、客席が24あり、お客さんは、ここで銭湯に入って、自由におしゃべりしたり、将棋を指したり、お茶を飲んだりして、のんびりすることができます。
今、北京は近代化が急速に進み、市内では銭湯の姿がほとんど見られなくなりました。サウナーやマッサージなどがある会員制クラブはたくさんありますが、値段が高く一般庶民は、なかなか利用できません。しかし、この南苑浴池は1回の入浴料は8元(124円)です。(任春生、高橋)暮らし・経済へ
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