中国最高の政治協商機構である中国人民政治協商会議全国委員会年次総会が12日午前、北京で閉幕しました。新たに全国政治協商会議の議長に選ばれた兪正声氏は閉幕式の挨拶で、「社会主義民主を大いに発揚し、党や政府の仕事に対する批判、提案を奨励する」と述べました。

　兪議長は、「中国の特色ある社会主義政治の発展の道を更に堅持し、決して西洋の政治制スタイルを真似しない。社会主義民主を大いに発揚し、党と政府の仕事に対する批判、提案を奨励し、国民の願いや訴えの声を反映することを支持し、異なる意見の交流と討論を促し、真実と事実を話すことを支持する」と述べました。

　今回の会議は、第12期全国政治協商委員会の初の会議です。2200人の中から新たな議長、副議長を含む指導者らが選出され、中国の政治、経済、社会生活など各分野の重要な決議などについて話し合い、意見や提案を提出しました。統計によりますと、今回の会議では、環境保護の強化、都市化の推進、行政体制改革の深化など、注目されている問題に関わる5000件以上の提案が提出されたということです。（劉叡、中原）暮らし・経済へ