中国財政省はこのほど「中央財政と地方財政に関する予算草案」を提出し、財政省は2012年、国際社会における国内メディアの伝播力の育成に力をいれ、中華文化を海外に広げるため、関係分野への拠出予算額を昨年よりも37％増やすことを明らかにしました。

　これに対して全国政治協商会議の趙化勇常務委員は、「改革開放以来、国内メディアの海外進出（"走出去"政策）は一定の成果を収め、競争力を備えた国際的なメディア集団の基盤を作った」と述べた上で、「現在、国内メディアと世界の一流メディアには差がある。これは双方の文化の差や経費面などに関わっている」との考えを示しました。

　このほか、楊瀾委員も、「国際社会における影響力を拡大するため、最も重要なのは人を感動させる作品をつくることだ」と賛同の意を表しました。（万、吉野）暮らし・経済へ