ロシアでは15日に隕石が落下し、1000人以上の負傷者が出ていますが、17日に同国の学者がロシア南部・チェリャビンスク近郊のチェバルクリ湖周辺で隕石の破片を発見したことを明らかにしました。
ロシア科学アカデミー隕石委員会のメンバーでウラル連邦大学のビクトル・グロホフスキー教授は、破片の分析結果について「通常の球状隕石に属するもので、約10%の鉄分を含んでいる」と述べ、「チェバルクリ隕石」と命名するよう提案しました。
今月15日にロシア南部ウラル地方のチェリャビンスクに隕石が上空で爆発しながら落下しました。落下の衝撃により1200人がけがをし、約3000棟の建物が損壊しました。また、チェリャビンスク近郊のチェバルクリ湖の中央付近に、直径約8メートルの大きな穴ができているのが確認されました。ロシア非常事態省は隕石の破片の捜索を続け、16日には潜水士による湖底での捜索作業が行われましたが、破片は見つかりませんでした。(ミン・イヒョウ、吉野)
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