アメリカ次期国防長官のヘーゲル氏は31日に、議会上院の指名公聴会に出席しました。対中政策についてヘーゲル氏は、「就任後は、引き続き中米の両軍関係を強化し、両軍の対話を深め、誤報や誤解などによるリスクを減らしていく」と述べました。

　上院軍事委員会が開いた公聴会で、政策的立場について共和党議員から質問を受けたヘーゲル氏は112ページもの準備書面や証言で中米両軍関係の構想を述べました。

　ヘーゲル氏は「世界で最も複雑で重要な二国間関係の一つである米中関係には協力もあれば競争もある。両国の元首による約束に基づいて、現在、アメリカと中国は協力パートナーシップを共同で構築し、共に直面している地域と世界的な課題に対応している」と述べました。

　またヘーゲル氏は「持続的で踏み込んだ対話は価値があり、互いの理解を深め、誤報と誤解がもたらすリスクを減らせる。就任後は中米両軍の交流と協力の強化に努力していく」と述べました。（玉華、吉野）国際・交流へ