中国の李克強副首相は1月31日、北京でアメリカ連邦議会下院外交委員会のエド・ロイス議長を団長とする代表団と会談しました。その際李副首相は、中米関係は重大な戦略的意義と世界的な影響力があると指摘しました。その上で、「両国間の相互尊重と互恵共栄の協力パートナーシップを発展させる鍵は、2つの利益に上手く対処することだ」と強調しました。
李副首相は「両国関係の発展には、まずお互いの核心的利益に十分配慮することが必要だ。これは両国関係発展の基礎であり、双方が大いに関心を寄せていることだ。相互信頼を深め、矛盾と食い違いをコントロールしていかなければならない。次に、双方の共同利益を発展、拡大していく必要がある。これは両国関係の基礎であり、アメリカ議会は、この面で建設的な役割を果たしてほしい」と述べました。
また、「中米は異なる発展段階にあり、両国間の補完性は競争性より大きい。互恵共栄の協力パートナーは利益を倍増する。両国の政治家は企業と地方の協力、人的交流などによりよい環境を提供すると共に、障害を減らし、より多くのプラットホームをつくり、中米関係の潜在力をより引き出すべきだ」と語りました。
エド・ロイス議長ら5人の共和、民主両党の議員がそれぞれ発言し、「米中関係は世界で最も重要な2国間関係である」と述べ、アメリカの共和、民主両党は積極的に米中関係の発展を支持していく考えを示しました。(Katsu、高橋)
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