中国の李保東国連大使は23日、ニューヨークにある国連本部で、「入植地問題はパレスチナとイスラエルの和平交渉の主な障害だ」とし、イスラエルに入植地の建設停止を求めるとともに、国際社会に向け和平交渉への推進力を強めるよう呼びかけ、「中国はパレスチナとイスラエルの和平交渉再開に役立つ如何なる提案にも開放的な態度を持す」と語りました。
安保理はこの日、中東問題をめぐる公開討論を行いました。李国連大使はその席で、「パレスチナとイスラエルの和平交渉が膠着状態に陥ることは、双方の利益にならず、中東地域の持続的な平和の助けにもならない。国際社会の共通の願いにも反している」と述べ、パレスチナとイスラエルの問題をこのまま続けないためにも、『二国家案』の成立に向けて「中東和平プロセスをいち早く再開する必要がある」と強調しました。
李国連大使はまた、「国連の関連決議や『土地と平和との交換の原則』、『アラブ和平構想の提唱』、『中東和平ロードマップ』などに基づき、政治交渉を通じて紛争を解決し、パレスチナとイスラエルが2つの国として平和共存を実現することが中国の一貫した主張である」と述べました。(白昊、中原) 国際・交流へ
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