中国共産党政治局常務委員の李克強副首相は15日、中国食糧局科学研究院を視察しました。

　李副首相はその際、「農業と食糧の問題は、発展という全体的な構図の中で解決すべきだ。工業化、情報化、都市化、農業近代化は中国の近代化を実現する基本的な道筋だ。この新しい4つの近代化は相互に関連し、相互に促進しあう関係にある。中でも農業近代化は経済社会の発展の根本的な土台と重要な支えだ。農地を守り、農業の土台をしっかり固め、食糧の安全性を確保していかなければならない」と語りました。

　李副首相はさらに、①食糧生産の安定的成長と総合生産能力の向上、②人々の生活レベルの向上と消費のグレードアップに適合した、良質な食糧と食用油の生産量と貯蓄量の引き上げ、③備蓄、輸送条件を改善し、収穫後のロスを減らし、市場システムの健全化を図ることを強調しました。（Yan、大野）