中国の李克強副首相は4月1日午前海南省のボアオで、ボアオ・アジア・フォーラム2012年年次総会に出席したイタリアのモンティ首相、パキスタンのギラニ首相、カザフスタンのマシモフ首相とそれぞれ会談しました。
李副首相はイタリアのモンティ首相に、「中国は引き続き各レベルの訪問、交流を盛んにし、理解と友情を絶えず深め、有効な協力を通して、イタリアとEUのヨーロッパ債務危機への対応を支援していきたい。中国は、アジアにおけるイタリアの最大の貿易パートナーであり、双方はそれぞれの優位性と特長を生かし、科学技術や環境保護などの分野で協力し、両国の工業、金融などの分野で相互投資を拡大すべきだ」と述べました。モンティ首相は、「双方の経済貿易、投資協力を更に強化し、国民の相互理解を促進したい。イタリアは、ヨーロッパと中国の関係を深化させる上で積極的な役割を果たしたい」と述べました。
パキスタンのギラニ首相との会談で、李副首相は、「中国は一貫して両国関係の発展に努めており、パキスタンの独立、主権、領土保全を断固支持し、相互尊重と平和、平等、相互利益の基に対外関係を発展させ、経済発展、民生改善などに努めたい」と述べました。ギラニ首相は、「パキスタンは、中国と経済貿易の協力、文化交流と政党間の交流をさらに強化したい。パキスタンは、中国の、台湾、チベット自治区、新疆ウイグル自治区問題における立場を支持し、引き続きパキスタンでの中国機関と人員の安全を全力で保護する」と述べました。
李副首相はカザフスタンのマシモフ首相との会談で、「今年は中国とカザフスタンの国交樹立20周年の年であり、首相の定期協議制度の開始により、両国関係は新たなスタートを切った。双方は、エネルギー資源、交通、水利、科学技術、農業などの分野を重点に協力を推し進め、新たな分野での協力を開拓し、新たな協力モデルを作り出し、両国民に恩恵をもたらしていきたい」と述べました。マシモフ首相は、「カザフスタンは、両国の首相が会議で到達した共通認識を着実に実行し、上海協力機構の仕組みを通して、両国の経済貿易・金融などの分野での協力を更に深化させ、世界と地域の経済・金融情勢について中国との交流を密接に保っていきたい」と述べました。(劉叡、大野)
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