中国の李克強副首相は17日、香港で開かれた、中国の第12次五カ年計画の下での中国大陸と香港の経済貿易金融協力の発展についてのフォーラムに出席しました。この席上、講演し、中央政府は香港の発展や大陸と香港間の協力を支援するという一連の新しい政策を発表しました。

　李副首相は「新しい政策は、１国2制度の体制の下で、香港優先の方針を具体化したものである。大陸と香港の経済、貿易と金融分野を新たな段階に推し進めることが目的である」と話しました。新しい政策の主な内容は、香港のサービス業が大陸に進出することをよりオープンにすること、国際金融センターとしての香港の地位を引き上げ、強固にすることなどです。

　また、李副首相は、中国経済が長期に渡って安定して発展していくことは、国と香港の根本的な利益であると述べています。

　今回開かれた、中国の第12次五カ年計画の下での中国大陸と香港の経済貿易金融協力の発展についてのフォーラムは、香港特別行政区政府や中国商務省、国家発展改革委員会、中国人民銀行の共催で、国内外の商工会の専門家や大陸と香港の政府高官約1000人が参加しています。（ミン・イヒョウ、高橋）