中国の李克強副首相は11日、寧夏回族自治区の銀川で、第3回中国・アラブ諸国貿易フォーラム開幕式に出席する、タイのチュムポーン副首相、アラブ諸国の代表、および、第4回中国アラブ友好大会に参加するアラブ諸国連盟、アラブ・中国友好協会連合会の代表と会談しました。
チュムポーン副首相との会談で、李副首相は、「中国とタイは友好的な隣人であり、中国はタイをこの地域で最も信頼できるパートナーの一人と見ている。中国は、両国の全面戦略パートナーシップを推進し、両国の友好関係を更に深めることで、中国とASEANの関係をさらに発展させていきたい」と述べました。また李副首相は、中国政府の釣魚島問題に対する立場と原則を述べ、中国の国家主権と領土を守る決意と意志は変わらないことを伝えました。
チュムポーン副首相は、「近年、両国関係の発展は順調で、ハイレベル交流が頻繁であるだけでなく、人々の往来が密接で、今年タイを訪れる中国人観光客は200万人を突破する見込みだ」と述べました。またチュムポーン副首相は、釣魚島問題での中国の立場に理解を示すとしました。
李副首相はアラブ諸国の代表と会見した際、「中国はアラブ諸国と共に、中国とアラブ諸国の戦略パートナーシップを推し進め、双方の国民に恩恵をもたらしていきたい。中国・アラブ諸国貿易フォーラムと中国アラブ友好大会は、中国とアラブ諸国の協力を深化し、共同の発展において重要な役割と架け橋となるだろう」と述べました。(劉叡、大野)
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