中国鉄道省運輸局の関係者が10日、今年の春節ラッシュの対応策について明らかにしました。

　この関係者によりますと、今年の春節ラッシュは40日間にわたる見込みで、全国の利用者は2億2450万人ほどだと予測され、前年同期比4.6％に当たる993万人増え、1日あたり561万人、ピーク期間には695万人に達する見込みです。

　これに対応するため、鉄道省は1日あたりの列車本数を、通常の4454本に去年より332本多い900本追加する予定です。

　また、去年は鉄道省の切符購入サイト「12306」にアクセスが殺到し、登録できない状況がありましたが、その後、鉄道省はシステムアーキテクチャの最適化、ハードウェアの容量拡張を行い、切符の購入手順を簡素化すると共に、システムの処理能力を強化し、ユーザー・エクスペリエンスの向上を図ったということです。

　この他、、インターネットと電話では20日先の切符を購入できるようになり、サイトへのアクセスの集中を避けるために、毎日午前8時から午後6時まで（午後2時を除く）1時間ごとに一定数ずつ販売されています。

　春節期間の切符は1月7日からネットと電話で販売開始されていますが、今のところシステムの運行は平穏です。

　ネットまたは電話によって購入した切符の受け取りについては、各駅に切符を受け取るための専用窓口が4000箇所設置されており、利用者の数に合わせて常に窓口の数が調整され、自動販売機の数も増やされたほか、有人切符売り場も全国で2万8000箇所設置されました。（牟）　暮らし・経済へ