総延長229.88888キロの北京―広州高速鉄道は26日、正式に開通し、それまで20時間かかった時間を8時間に短縮しました。それに対し、25日から航空各社は北京―広州線沿線都市間の短距離航路の値下げを始めました。

　高速鉄道から乗客を引き戻すため、一部の航空会社は北京―広州線沿線都市間の短距離航路の利用料金を、一部は高速鉄道より低く抑えています。例えば、広州から鄭州までは高速鉄道では安くても658元かかりますが、飛行機では燃油サーチャージ、税金込みでもわずか489元になったということです。

　中国国際航空の孔棟曾会長は、「高速鉄道は中国の総合運輸システムの仕組みを変えるだろう」と語りました。また、民間航空アナリストの李磊氏は、「全国的な高速鉄道のネットワークが、航空業界を『800キロ以上は飛行機』という特性に戻すだろう」と述べました。（路、大野）暮らし・経済へ