ロシア通信社ノーボスチは2日、ロシア国防省の情報を引用し、「北方艦隊とバルト海艦隊、黒海艦隊、太平洋艦隊の4艦隊は1月末に、地中海と黒海の海域で合同演習を行う」と発表しました。

　これは、ここ数十年来最大規模の演習だということです。

　今回の演習の目的は、海軍、陸軍など多兵種を有する海外基地の設立と、同じ考えに基づいてロシア海軍間の合同演習を実施することを図っています。海上作戦の経験蓄積と、海軍兵士の訓練はこの演習の任務の1つとなっています。

　去年12月、ロシア海軍の責任者は演習を行う海域の現地調査を行いました。このほか、ロシア海軍は演習の前に、戦闘力演習や、テロや海賊の取り締まりに関する一連の訓練を行いました。

　ロシアの国防省は、「新年の連休中だが、第1陣の海軍艦隊は指定海域に向かっている」と表明しました。（万、志摩）　国際・交流へ