フィリピン国家防災委員会が9日夜に発表したところによりますと、フィリピン南部を直撃した台風24号（ボーファ）により、620人が死亡、817人が行方不明になっているということです。

　現在フィリピン国内の30の州で100万世帯が被害を受け、被災者数は540万人に上ったということです。

　また他の報道によりますと、救援物資がすぐに届かなかったため、フィリピン南部では被災者による商店や倉庫を襲う強盗事件が発生しました。これを受けてフィリピンのアキノ大統領は類似事件の再発を防ぐため、警備の強化を指示しました。

　またフィリピン気象機関の報告によりますと、台風24号は9日午前フィリピンに再び戻り、北部のルソン島へ向かいました。現在北部の多くの省では台風注意報が出されています。（12/10　Lin、吉野）

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