中国の温家宝首相とロシアのメドベージェフ首相による中露首相第17回定期会合が現地時間6日午前、モスクワで行われました。メドベージェフ首相が就任後、初の中ロ首相会合となります。

　温首相は両国の協力について7つの提案をしました。１、貿易を拡大し、2015年までに両国間の貿易額を1000億ドルとする目標。２、エネルギー協力を推進し、両国のエネルギーの安全と持続可能な発展を推し進める。３、投資、精密加工、ハイテク、技術革新などの分野での協力をさらに拡大し、航空宇宙分野での共同研究や共同生産など、戦略的プロジェクトを実施していく。４、両国の地方指導者の定期的会合メカニズムの強みを生かして地方協力を刺激する。５、市場メカニズムに伴い、政策と管理の強化を通じて企業の経営をサポートしていく。６、文化交流を拡大して「中国観光年」の活動や「中ロ文化協力未来十年計画」などのイベントを実行する。７、世界経済の管理に参加し、国際経済金融体制の改革を推進していく、としました。

　これに対し、メドベージェフ首相は賛同の意を示し、「これまでの10年間、双方の努力の下、露中関係はさらに強まり、自国の発展や世界平和にも大きく貢献した」と評価しました。（ミン・イヒョウ）