席上、胡錦涛主席は「『中露善隣友好協力条約』調印10周年という節目の年に、中国は、双方の政治と戦略的な互恵の信頼関係を深め、各分野の交流と協力の拡大に力を入れるためロシア側と共に努力し、両国の善隣友好、互恵の協力、および共同の発展をさらに促していきたい」と述べました。
胡主席はまた「今年6月のロシア訪問は順調だった。双方が『中露善隣友好協力条約』を調印してこの10年、両国は関係発展の経験と成果をまとめた上で、向う10年の新しい計画を制定した。両国の経済協力と貿易は、相互の補完性が強く、協力における潜在力は大きい。双方はこの潜在力をよりよく掘り起こし、地方間の協力を促すと共に、両国の経済協力と貿易の質とレベルを引上げなくてはならない。さらに、2015年までに、両国の貿易額を1000億ドルにするという目標達成のため、共に努力する必要がある」と強調しました。
これに対してプーチン首相は、両国関係に関する胡錦涛主席の評価に賛同の意を示した上で、「ロシアは中国と共に、相互信頼関係の更なる強化、ハイレベル往来の維持、それに各分野の協力強化に力を入れ、両国の戦略的協力パートナーシップを強化していきたい。同時に、エネルギーや科学技術、航空と宇宙などにおける戦略的協力を強化するほか、地方間の協力の密接化に力も入れ、双方が目指す貿易目標の実現に尽力していきたい」と述べました。(朱丹陽)
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