中国人民解放軍の陳炳徳総参謀長は17日、ロシア軍のマカロフ参謀総長と電話会談を行い、海上合同軍事演習案の実施を決めました。この演習は4月の22日から27日まで、中国の山東省青島市の沖合いで行われます。
席上陳総参謀長は「これは、両国海軍にとっては初の合同演習であり、双方の全面的な戦略的協力パートナーシップを深め、両国軍隊間の友好的な実務協力の強化するという両国元首の共同の認識を行動に移す決意の表れである。この合同軍事演習はまた、両国軍隊の戦略的な協力と相互信頼のレベルを高めると共に、両国海軍によるこの地域に対する新しい脅威とチャレンジへの対応能力を増強するに違いない。これは両国が、共同で世界と地域の平和と安定を維持していく決意を表明している」と述べました。
これに対してマカロフ総参謀長は「両国の関係者は、これまで準備作業を進めてきた。ロシアは中国と密接に協調して、中国との初の海上合同軍事演習が積極的な成果を収めることを確保していく。また、アジア太平洋地域の安全と安定のためにも貢献していく」と強調しました。
なお、今回演習に、中国軍は駆逐艦や護衛艦、総合補給船など艦艇16隻と潜水艦2隻、ロシア軍は艦艇7隻を派遣します。(朱丹陽)
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