上海協力機構(SCO)の第11回首相会合が現地時間の5日午前、キルギスの首都ビシュケクで行われます。中国の温家宝首相及び他の加盟国首相らが出席する予定です。

　加盟国のほか、オブザーバー国であるモンゴルやパキスタン、イラン、インド、アフガニスタンの首脳ら、そしてCIS・独立国家共同体、欧州とアジアの経済共同体の責任者も出席します。

　温家宝首相は席上演説を行い、SCO設立以来の各加盟国間の協力が遂げた成果をまとめ、北京で開催された首脳サミットで合意した共通認識の実施に基づき、長期的な影響力を持った協力を呼びかけます。

　また中国側の情報によりますと会合では、「2012年から2016年までの上海協力機構による協力プロジェクトの更なる推進に向けた措置に関するリスト」が可決される他、各加盟国は「知的財産権保護の協力に関する上海協力機構加盟国税関の覚書」に調印するということです。（万、吉野）