中国の温家宝首相は5日、ラオスの首都ビエンチャンでラオスのトンシン首相と会談を行いました。

　温首相は席上「中国は、ラオスと共に各種の課題に取り組んでいきたいと考えている。また、両国国民の福祉を増やし、地域の平和と安定を維持するため努力していきたい。中国とラオスは両国間の共通の認識事項を全面的に履行し、戦略的協力パートナーシップのアクションプランの策定を急ぐと共に、農業、インフラ整備、衛星・ラジオ・通信など分野における協力を強化するべきだ。更に、メコン川における法執行や安全保障協力体制における協力を密接にし、人的・文化的交流を強化して、両国国民の友好交流を促進していく必要がある」と述べました。

　これに対しトンシン首相は「ラオスは中国と共に努力し、国の管理する経験の交流を強化すると同時に、国際問題及び地域問題で密接に協調・協力し、経済協力と貿易、文化などの分野での協力拡大を図り、越境犯罪を合同で取り締まるなどして、ラオスと中国の全面的な協力パートナーシップの発展を促進していきたい」と語りました。（任春生、中原）