シリア政府軍と反体制派武装勢力は首都ダマスカスの多数の地域で激しい戦闘を続けています。シリアメディアの報道によりますと、シリア政府軍は2日、首都ダマスカス南郊のダラヤ村を再び制圧し、ダマスカス国際空港付近で反体制派と交戦しているということです。

　国連事務総長の報道官は3日、「シリア情勢の悪化により、国連はシリアから大部分のスタッフを撤退させ、シリア領内での活動を一時停止する」と明らかにしました。

　トルコを訪問中のロシアのプーチン大統領は3日イスタンブールで記者会見し、「ロシアはアサド政権を保護することもないし、シリア政府の支持者でもない。私たちの関心はシリアの未来にある。私たちは同じような過ちを繰り返したくない」と述べました。

　アメリカのオバマ大統領は3日、シリアのアサド大統領に、国内の衝突で化学兵器を使用しないよう警告しました。クリントン国務長官もチェコ訪問中に声明を発表し、「アメリカはシリア政府が一線を越えた場合それなりの措置を取る」と警告しました。（12/04　Lin、大野）

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