世界有数の総合金融グループHSBCはこのほど、最新報告の『グローバル貿易展望』を発表し、今後3年の中国の輸出額は毎年12%増加するとの見通しを明らかにしました。中国の製造業の成長、アウトソーシングの発達が、中国輸出の増加に繋がると考えられます。
この報告は、中・長期的にみると、新興市場が中国貿易の成長に繋がる強い原動力になると判断しています。このほか、中国は貿易収支のバランスを促進し、輸入の増加は他の市場、特に欧米などの先進国市場に利益をもたらし、2013年の世界貿易は5%伸びるとの見通しを示しました。
また、先進国市場では需要の増加が不足しており、中国からの輸出が最も早く増える地域は、依然として新興国市場が主で、特にアジアの市場だとみています。そして2013から2015年までに、インドとベトナムは中国の輸出対象国でも最大となると見込まれ、それぞれ毎年20%と18%に伸びるとされています。
世界経済の先行きは不透明ですが、アジアなどの新興国市場の成長によって、2013年の世界貿易額は5%増加できるとの見通しです。(トントン、山下)
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