中国の習近平副主席は21日広西チワン族自治区の南寧市で、「中国とASEAN（東南アジア諸国連合）の各国が中国ASEAN自由貿易協定（ACFTA）を引き続き実施し、その健全化を図り、2015年までに双方の貿易額の5000億ドル達成という目標を実現するよう期待している」と述べました。

　この日午前行なわれた第9回中国・ASEANビジネスと投資サミットの開幕式で、習副主席は「協力を共同で深め、持続可能な発展を共同で実現」と題した講演を行いました。

　習副主席はその中で、「人口約19億人という中国ASEAN自由貿易エリアが構築されて3年未満だが、これまでにASEANを中心として展開した一体化プロセスは確固たる基礎を作り、相互協力を深めた。今年に行なわれる中国・ASEAN技術協力年の関連イベントを通じて、関連政策のPRとその能力向上を促進し、優遇政策の利用率を高めていくべきだ」と述べました。（万）暮らし・経済へ