中国国務委員でもある梁光烈国防相は21日、八一ビルで中国を訪問中ロシアのセルゲイ・ショイグ国防相と会談しました。席上、梁国防相は「中ロ両軍の友好協力の発展は、中国の軍事外交の重要な方向だ。中国はロシアとともに、両国の指導者による共通認識を確実に実施し、友好・互恵・協力の精神で、中ロの両軍関係をより高いレベルへ発展させていきたい」との考えを示しました。

　また、梁国防相は「目下、中ロの全面的戦略協力パートナーシップは発展の勢いを保ち続けている。両国のハイレベルな往来は緊密に行われ、政治的相互信頼が絶えず深まり、各分野における協力が拡大しつつある。両国関係の重要な構成部分として、両軍関係は両国の全面的戦略協力パートナーシップの発展に新たな活力を注いでいくべきだ」と強調しました。

　セルゲイ・ショイグ国防相は先ず、中国共産党第18回全国代表大会の開催に祝賀の意を表した上で、「ここ数年来、ロシアと中国の全面的戦略協力パートナーシップは絶えず豊かになり、発展している。これは両国の国民に確実な利益をもたらしただけでなく、世界の平和と安定にも積極的な貢献をした。ロシアは中国との軍事的協力を非常に重視し、両軍の協力で収めた著しい成果に満足している。今後、中国と共に努力し、交流と協調の強化を通して、両軍の友好協力関係の更なる発展を進めていきたい」と語りました。

　セルゲイ・ショイグ国防相は中国の招きに応じて、20日と21日の2日間、中国を友好訪問しました。（Katsu、高橋）