中国国防省の楊宇軍報道官は28日北京で行われた定例記者会見で、「2011年、中国は11カ国と防衛交流や安全保障対話を行った」と発表しました。
楊報道官はこの記者会見で、2011年における中国の軍事外交について、「活発で実務的、かつ効果のある軍事外交を引き続き維持している。ハイレベル往来も頻繁に行われ、この一年で外国の司令官以上の重要な代表団を50以上受け入れた。ロシアや、パキスタン、トルコ、ドイツ、アメリカ、インドなど11カ国と防衛交流や安全保障対話を行った」と述べました。楊報道官によりますと、この一年、中国軍は積極的に上海協力機構や東南アジア諸国連合(ASEAN)などの多国間交流や対話の場に参加し、加えてインドネシア、ベラルーシ、ベネズエラなどの軍隊と8回にわたる合同軍事演習を行ったほか、日本、アフガニスタン、カザフスタン、タイなど7カ国に緊急人道主義援助を提供しました。また、引き続き国連の平和維持活動に参加し、アデン湾やソマリア海域で護衛活動を展開すると共に、医療船『平和の方舟』号をラテンアメリカ4カ国に派遣しました。
楊報道官は、「広い分野における、全方位な各レベルの対外軍事交流と協力は、国家の外交と軍隊の現代化建設のために積極的な貢献をした」と強調しました。(Katsu、中原)
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